人通りの多いところの喫茶店に、私たちはいた

あれから のーちゃんの暴走は止まることを知らず、散々付き合わされてしまった…

「ごめんねぇ ありがと~ 助かったよ」

ホントにそう思ってるのかなぁ…
 ジッと見つめるとののが慌てたように話題を変えた

「見て!! あの人イケメンじゃない? 連れている人は兄弟かな?」

そらされた と思いながらもそちらを見る

「へぇ~」

稀にみるイケメンだった