…ふっ、あれだな、チャラ男だ



『何鼻で笑ってんだよ?』


いきなり頭の上で聞こえて
思わず肩をビクつかせた

はぁ~…びっくりした…


「…別に…。」


そういって通りすぎようとしたら




『んあ?あんた昨日の。 名前は?』




「…朝倉亜美。」




『朝倉…ね、んじゃまた』



「はい。」



あ、あの人の名前聞いてないや


…ま、いっか。
同じ学校だし、またいつか会えるよね


そう思いながら私達は別々の方向に歩き出した