「…美紅ッ!」


それでも、私を呼ぶ声は止まない。


それどころか、どんどん大きくなってきてる。


なんか、頭が、痛い…。


いったい、どうなってるの!?



そう強く思った瞬間、突然まわりの風景が歪み始めて―――。


白い光が、私とともに、辺りを包み込んだ。


反射的にギュッと目を閉じる。


…ていうか、目、開けてられない!!



まぶしいっ!!