奈津の叫び声を聞きみな全速力で階段を駆け上がった



「どうした奈津!!」



声をあらげながら俺は叫んだ



脱力からか龍の部屋の前にペタンと座り涙を流しながら言った



「しゅ、俊……」



みんなが部屋を見て立ち尽くした



二人目の殺人?



頭部から血を流して死んでいる龍がいた………



俺は泣きじゃくる奈津をそっと抱きしめていた………