「電話…つながらなかった…線が切断されてた」元樹がいった


皆の顔が曇る


「畜生、殺人鬼め!見つけたらただじゃおかね〜」達也が取り乱した



「落ちついて下さい!!山荘の中を調べましょう。犯人が潜んでいるかもしれません」

静まり返ったリビングに俺の声が響き渡る


「そっそうだね、犯人みつけても龍がやっつけてくれるしね」拓は龍をみていった



「あぁ……」流石にみな助けがくるのがいつになるかわからない事から放心状態だ


「じゃあ、俺と元樹さん、達也さんの三人で2階を。龍さんと拓さんで1階。菅野さんには…リビングで恵さんと奈津を頼みます。犯人が来たらマズイですし」



「わかりやした」記者の菅野が答えた


「気をつけてね、俊」
奈津が心配そうに言った


「あぁ大丈夫だから心配すんな」奈津の頭をポンポンっと叩く



男性陣は重い足をあげ、捜索することにした