「いえ、まだハッキリ言えませんが外はこの吹雪です。外部犯だとしたらこの山荘に潜んでいる。取りあえず皆さん、リビングに集まりましょう。それと警察に連絡を!」


誰ひとりとして喋るものはいなかったい……

無言で皆リビングに向かう


恵は先程から震えていて、龍が支えていた


同じく奈津も初めて見た死体に言葉をなくしていた


「俺が守るから…」
奈津にそう告げ、手を握りしめた―――