「寒いっ、ってか毎回なんでお前は俺の部屋に勝手に入ってきてるんだ!?」

俺は手探りで毛布をつかみ取ると、身体に巻き付けた


『せっかく起こしてあげたのに〜、何よその言いぐさは。俊のお母さんが遠慮なく入ってねって言ってくれるんだよ、馬鹿息子起こしてってさ』

ニコッと奈津は笑った


ちくしょ〜あのババァめ〜


『それより早く行かないとまた小田原センセーに怒られちゃうよ?』