――帰り道――



「あの二人、きっとうまくいくよね?」



目の前を歩いていた奈津が立ち止まり言った



「さぁ〜な〜、上手くいくんじゃねーかぁ。恵さんもあんな笑顔見せれるよーになったしな」



「だよねだよね、い〜な〜恵さん。周りにはあんなに思ってくれる人がいてっ」



そういって目の前にあった石を蹴った