「あなたにお兄ちゃんの何がわかるの?」



目には涙を溜め、睨むように俺を見てくる



「そんなにあなたを大切にしていたお兄さんが、死んでまで謝りになんか来て欲しいって思いますか?」



「………」



「あなたにしてほしい事は罪を償って、また新たな道を進んで欲しいってきっと思ってますよ?」



「……もう遅いよ……何もかもね。俊君達まで巻き込んじゃった事は謝るね


けど復讐に関しては間違ってないって今も思ってる


お兄ちゃんの提案を聞いてればみんな助かったかも知れないのに……



だから……ゴメン」