「お兄ちゃんゴメンね…あたし……復讐なんてしちゃった……

悪い事だってわかってた、お兄ちゃんがそれを知ったらきっと怒るって思った



けどわかってほしいんだ……それだけお兄ちゃんが好きだったんだよ?


でも、何もかもがもうオシマイ



今から謝りに行くからね」



手元に置いたナイフを掴み喉元にナイフの先をつける



怖いのか小刻みに震えている



「美穂さん、そんな事お兄さんは望んでいませんよ!!」



ハッとした顔で俺を見た