「おっと、ナイフなんてむけねぇでくだせぇ〜。穏便にいきましょうやぁ」


手を挙げながらゆっくり俊の方に歩き始める



恵がふと隙をみせた―――



その瞬間素、菅野は素早い動きで恵の背後に回り込み手刀を首にくらわせた



ガクッと膝が曲がり恵は気を失った



「これで一件落着ってとこですかぁね」



ポケットからタバコを取り出し吸い始めた


それを見て俺はア然とした


「…そ、それで兄さんってのは?」