「痛てぇ…何だ……よ……」



驚きで目を見張った

眠るように達也さんが倒れてる

俺の足にべっとりと付いた血の生臭い匂いで事を理解した



ゆっくりしゃがみ込み、首元に手をやる……ダメだ……もう……死んでる……



持っていたハンカチを静かに達也の顔にかぶせ、立ち上がる



いったい誰が…………