「うん、上にいるっぽいね」


奈津が同じように辺りを見回した



「んじゃ、ちょっと達也さんに話し聞いてくっから、みんなには忘れ物取りに行ったでも言っといてくれ」



ポンと奈津の頭をたたく



「なんであたしが代弁しないと行けないのよー」



ぷぅっと頬を膨らませる



「今度、ポテトおごってやっから」



「ホントにぃー!?」



ものすごく嬉しそうな顔をした



「あぁ」