「そういえばに皆さんは2年前の事件をご存じだったんですか?」


しばらくの沈黙の後、元樹が口を開いた



「あぁ、知ってた。このサークルで亡くなった人がいるってことは。でも僕たちには何も関係ないし、達也さんがその助かった内の一人なんて初耳だよ。なぁ拓?」



促すように拓を見た



「そうだよ。だから今回の殺人だってこの中に犯人がいるなんて考えられないよ。接点なんてないんだし……」