私と木川は、近くにある光沢陸上競技場に向かった。

「ここ、楽だよな。学校から近いし」

「うん」
本当に近い。この競技場は学校から歩いて10分で着く。

「さて、Jogからやるかー」

「もしかして1000Jog??」

「当たり前じゃん(笑)」

「400Jogでいいじゃん」

「ダメだろ」

「わかったよ、走るよ」
私は1000Jogが嫌い、いや、大大大嫌い。メインの100mか200mで精一杯。

「ハァハァハァ・・・」

「息切れ早っ(笑)」

「ハァハァ、しょう・・・が・・・な・・・い・・・じゃん」

1000Jogの間、木川はずっと笑ってた。ムカつく・・・。