「ぎぃやぁああぁぁああ※@¥£◎※§━━━━━━━━!!!!」


…全然大丈夫じゃなかった。


しかも井原さんに抱きついて
そのついでに胸まで触るという
失態をおかしてしまった。


僕はもうただの変態だ。


「……桃山くん、大丈夫?」


「ほんとにごめんなさい僕井原さんに抱きつくつもりなんてこれっぽっちも無かったんですわざとじゃないんです許してくださいすみません」


「いや、それは良いんだけど…。絶叫嫌いだったなら言ってくれれば場所変えたのに…。」


「うん、言おうと思ったんだけど……。」


「けど……?」


「井原さんが行きたいところに行くのが一番だと思って…。」


僕がそう言うと、


「え……」


井原さんは困った様な顔をして、下を向いてしまった。


やっぱり遊園地は一緒に楽しめる人と行くのが一番だよね…。


「ごめ………」


僕が何回めかの謝罪をしようとした時。


井原さんがパッと顔を上げた。


その顔は、この上なく真っ赤に染まっていて、


僕は素直に、可愛い…と思ってしまった。