そんな訳で
井原さんの変な絡みにも動じずに対応出来るようになったころ。


「桃山くん、デートしよ」


僕は井原さんに
デートに誘われた。


「デート?いきなり何?」


「男の子と女の子が休みの日に手繋いでお出かけして最後はベッドインするやつがしたいの」


「デートぐらい知ってるよていうか何そのデートのイメージ。ベッドインがお決まりみたいになってるけどそれ違うからね!?」


「私桃山くんとベッドインしたいの」


「いや困りますさすがに。ベッドインはキツいですさすがに。」


「じゃあ手繋いでくれる?」


「ていうかデートって付き合ってる男の子と女の子がするやつじゃないの?」


「考えが古い!!マンガの読みすぎ目ぇ悪くなるよ!?」


「すみませんもうすでに眼鏡ですホントすみません」