ヒョコ
ヒョコ
隣で歩いているハルの歩く速度に合わせて歩く。
「やっぱり肩貸そうか?」
「いいの、体重かけちゃうから!!」
さっきも一度同じ理由で断られた。
てか何もしないなら、俺着いてきてる意味ないし。
「俺、男だよ?そんなのどうってことないよ!ホラっ」
と半ば無理やり俺の肩に手を回させた。
やってから気付いたが、俺に触りたくなかっただけかもしれない。
「…ありがとう。
でも肩ちょっと高いから、腕貸して?」
「…あ、あぁ」
歩くたびに、俺の腕をギュと掴む。
近い距離に俺はめちゃくちゃ恥ずかしくなって、ハルを見れなかった。