「私も結構強いですよ~?」


先生の手に私の手を合わせた。



前なら、ドキドキしてこんなこと出来なかっただろうな…。


まともに話も出来なかったし。


今、普通に話せているのは先生が私のこと生徒としてしか見てないからだと思う。


切ないけど……


私自身、もう諦められて来てるのかもしれない。








「レディーゴー」


タカヤの掛け声と同時に力を入れた。