「バカだ、と思ったろ?」 「まぁね。よく先生になれたな、なんて。」 「お前、それは言い過ぎ。」 「冗談だって!」 半分ね。 「で、高橋は何を悩んでんの?」 「は?」 俺そんなこと言ってねぇ。 何、いきなり……。 「俺さ、超能力使えるんだ。」 と、真剣な顔して手のひらを俺の方に向けてきた。