「朝ちゃん寝起き悪いからね」
美優は笑ってるけど、現実問題かなり大変なんだぞ。
起こしても全然起きないし、耳を摘まみ上げてようやく起きるのだ。どこのサザエさんだ。
注文してすぐにサンドイッチと飲み物が運ばれた。
思ったよりボリュームのあるそれを口に含む。
お、なかなか旨い。やっぱ良いとこのホテルにあるカフェは違うな。
「そういえばさ」
「なーに?」
「朝飛と付き合うのか」
「ブフッゥ!」
サンドイッチに向かって盛大にカフェオレを吹き出した。
真っ白なサンドイッチは見事な斑模様に七変化。
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