日本代表として戻れば、ミューちゃんに会える。告白は出来ないかもしれないけど、身近にいることは出来る。
側にいれるだけで嬉しい。それだけでいい。だけど肝心のミューちゃんはいつも兄のことばかり。
そして理性がプッツン。気付いたら押し倒して、告白して、キスまでしようとしていた。
……というのが今回の事件の全貌というわけで良いのかな朝飛くん?」


朝飛、再び号泣。


どうやら的確に的を得ていたらしい。また「ごめんなさい」を連呼している。


前半の妄想部分は否定するかと思っていたが、そういった言動はしないので本当にやっていたと勝手に結論づける。


思春期の中学生か。あっ、朝飛はリアル中学生か。


でも、ちょーっとやりすぎたか?


「おい! 折角落ちついて来たのになんでまた泣かせんだよ! まだ話は終わってねーぞ!」


「いやぁ……あまりにも初々しい反応だったからつい。ちょっとだけSっ気が出ちゃった」


「……ドSの間違いだろ」


「なんか言った?」