毎度受け流してはいるけど、ちょっと朝ちゃんの恋話は気になるかも。


金髪姉ちゃんとの淡い青春物語を現在進行形で送っているかも知れないし。ニヤニヤ。


「えーと」


「時間になりましたのでインタビューは終了です」


答えようとした瞬間、連盟の人がインタビューを止めに入った。


時間はまだ少し余裕があったけど、質問の内容がプライベートなことになってきたので打ち切ったのだろう。


残念。朝ちゃんの恋話を聞けると思ったのに。


連盟の人に誘導されて会場から離れる。


道中「美男美女だって。なんか照れるね」と朝ちゃんがはにかんだので、そうだねと言いながら頭をポンポン撫でてしまった。


“美男”というより“可愛い”の方がしっくりくる。


その晩、タクちゃんから電話がかかってきて『五輪の前に笑いの金メダルを目指すんだな』と呆れられたのでした。とほほ。