私のにも書いていいよ?
結局書いてくれたのは悪口だった。
けど、それでもうれしかったよ?
私に笑いかけてくれて、私と話しをしてくれて。
卒業式を終えて、私はこの学校の生徒じゃなくなった。
そしてあなたとも、
もう、関係ない。
そんな今だからこそ言えるんだ。
To.あなたへ
私を見てくれないあなたなんて大嫌いだった。
でもね?
大好きだったよ。
あの時はごめんなさい。
そして、ありがとう。
*END*
私は元気です。
あなたはどうですか?
でも、なにがあっても大丈夫だよね?
あなたなら大丈夫。
だって、私の初恋の人なんだから。
私が高校生になって初めての夏休み。
友だちと外食をした。
混んでいたから、名簿に名前を書いて待っていたんだ。
そしたら、あなたの名前が書いてあった。
まさか?って思ったけど、珍しい名前だからそういないはずなんだ。
あなたたちが呼ばれてからしばらくして、私たちが呼ばれた。
こんな偶然あるんだろうか?
あなたたちと、席が隣だった。