大好きで大嫌いな、あなたと君へ。~伝えたかったこと~ *完*

毎日のように私に暴言を吐き、暴力をし続けたあなた。
                   まわりの人たちだって、見て見ぬフリならまだいいが、それに参加して、
 
 
君までもが。
そのうちまた、なにもかもがどうでもよくなってきた。
                   いつまで続くんだろう?
                   いつになったら、終わるんだろう?
                                      とは、思ったけど。
それでも私はいつも一人でいるはけではなかった。
                   いつも3人でいた。
 
私と、玲と、藍奈と。

                   たとえ、私といることで自分たちが省かれるようになっても。
二人がスキだった。
いや、大スキなんだ。

何があっても私といてくれる二人が。
                                      
でも、信じられなかった。
                    
心から信じられなかったんだ。
もう、これ以上大好きな人を嫌いになりたくなかったから。
だから二人に深くは関わらず、
 
 
自分自身も壁を作った。
  
 
 

何をされても泣かないどころではなく、弱音すらはかなかった。
                   何をされてもやり返さず、言い返しすらしなかった。
それは、
 
あなた逹ことなんかどうでもいいというように。
                                      私は偽りの自分を作りあげて、嘘をついた。