噂が流れた。
私が、
クラスの女子を使ってまで2人の悪口を書いた、って。
みんなが言ってた。
私はあなたと君なら、信じてくれると思ってた。
でも、所詮あなたと君も人間なんだ。
人数が多い方を信じる。
なにもかもが、どうでもよくなった。
授業を聞いてなくて残されても、馬鹿にされても。
感情の抜けたような日々が続いて、4ヵ月。
新しい一年が、始まった。
あなたとも、君ともクラスが離れて少しは真面目な頃のようにもどった。
噂も消えて、少し前のような毎日にもなった。
それでも、まだ荒れていた。
そしてまたすぐに1年が過ぎ、
また新しい一年が始まった。
あなたとも、君とも同じクラスだった。
嬉しかったけど、嫌だった。
でも、あなたも君も笑顔で話してくれた。
まるで、あの頃のように。