『こーちゃん、ちょっと…』


つきが高瀬を手招きした。

ガラガラ

教室にはあたし一人だけに。


ふぅ。


なんか、3月って早いな。

あ、そういえば!

この前はびっくりしたな。

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席替えで同じ班になって経ったころ、
みんな新しい班員と仲良くなっていた。


高瀬はあたしの隣。

国語の時間、ほのかと話していて話題がなくなり
あたし達は黙っていた。


カサ

ん?あたしの肘にあたるのはノートの切れ端。

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小林さんの印象、結構変わった気がする。

同じ班になる前までは真面目でいい人って思ってたんだ。

でも今は、なんか…連絡帳は時々忘れるし…

ちょっと…アレで…。

意外だったっていうか…。

なんていうか……

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え?ここで終わりかよっ!