ピーンポーン

「はーい。えっ?夢?学校は?」

『いるなら、開けなさいよ。』

ガチャリ


伊川があたしを手招きする。

迷わず伊川の家へ入る。


『で。何で今日休んだの?この前何がいいたかったの?
その他もろもろ沢山聞きたいんだけどぉ!』


『は、はい。』


『あ。その前に、はい。』


『え?』


ヒヤッ


『ひゃっ!冷た~っ』

『アイスやるよ。』

『ありがと。』

『うん』

トントントントン

あたしはそばにあった机を鳴らす。

トントントントン


バンッ

いつになっても話さない伊川に
痺れを切らしたあたしは思い切り机を叩いた。



『わかった。』



『話すよ。俺が今まで黙ってた事は……』