あたしはもう考えるのをやめた。


こんなに考えても答えが出ないのならもう


好きな人などつくらなければいいと決めたのだ。


タタタタタッ


ドンッ


あたしの背中に激痛がはしる。
思わずでてくる悲痛の声。

『――っ痛ぁ』


もう誰!?

優だったら許すけど、他だったら殴ってやるからっ!!!


『おっはよーっす』


この声はっ!!!


バッ

あたしは背中が痛いのを我慢しながら、振り向いた。

『夢っ。どうしたぁ?』

そう、伊河だった。

男なのに甘ったるい喋り方…。

知らない内に感情が顔にでていた。


『夢、怒ってる?何かあった?』

甘ったるい…

…甘い…

!!!!!!!!

あたしの頭に浮かんだものそれは、


『……いす』

『いす?』

『あいす!!』


伊河はとても驚いていた。

だが、すぐに

『アイスなっ??ちょっと待ってて!』

伊河はどこかへ。


言われた通り待っていたら、

優と高瀬と日野にあった。


優が、

『誰か待ってるの??』

と聞いてきた。

伊河を待ってると言おうとしたが、めんどくさくなったから


『うーん、待ってたけどまぁいいやっ』


といって優達と一緒に学校へいった。



あたしは思った。


アイスどうなったかなぁ?