―次の日―

あたしはバタバタと学校へいく準備をする。

今日はまた高瀬と話せるかな…

―学校―

『おっはよぉ~』

あたしは元気にみんなにあいさつをする。

『はよーっす』

『夢おはよっ』

クラスの男子と女子がパラパラと返事をかえす。

自分の席にかばんをほうりなげ優のもとへ。

優は最近調子が悪いようでうつぶせになっている。

トントンッ

『ゆーうっ???』

あたしは声をかける。

それでも、起きない優に痺れをきらしフイッとみずきの席へ走っていった。

すると、みずきの席では小さくて細い女の子がみずきと話していた。

んーっと…この子は…確か…

そうだ!!!

徳井 穂野果(トクイ ホノカ)だ。

あまりにもガリガリだからみんなから宇宙人ってからかわれてるんだっけ。

でも以外とモテてるらしい。

みずきはほのかと話すのをやめ、あたしの所にきた。

『おはよ、夢!!お~ぃ夢ぇ?』
ボーっとしているあたしの目の近くでみずきが手をヒラヒラとふる。

それに気づいたあたしはハッと我にかえり、

『ごめんごめん。ちょっとボーっとしてた。』

『うん、大丈夫だよぉ』


すると、ほのかが

『梶原さん、ピザって10回いって!!』

もしかして…定番のアレっすか?

『ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ』

こんなに素直にやるみずきはやっぱりかわいい。

『じゃあ、ここはどこ?』

ほのかは自分の肘をさし聞く。
こんなの簡単でしょ~

『ピじ!!!』

『あはははっ』

みずき、そこは『ピザ』か『肘』でしょ~?全部まざってるー
あたしはみずきをみて何だか愛おしく感じ、頭をなでた。