「いちおジュンに地図っぽいの写メしてもらったから」

「どりどり?」

携帯を取り出し、カコカコ操作する。


「ほら」


「キャーッナニコレ誰が書いたのまさかジュン君!?」
「そうだよ」

手書きの地図には赤いお家や目じるしわんこ、ケーキ屋さんなどちまちまかわいらしく描かれている。


「ちょっとちがうけどほらこれも」

とタロ氏の画像も見せてやる。
「いやーーー!かわうぃーーー!!!」


ヒロシの手を離したミカは携帯の画面をまじまじと見つめる。

「うちの学校美術選択だからこんな素晴らしい才能に出会えなかったんだ…冬のコミケ…スペースとって…」


ミカが暴走を始める!!