日が暮れて先生が見回りに来るまでミカの読み聞かせは続いた。
はじめの頃フルフル震えていたジュンも
ハルとヒロシの手を握りしめることにより、
だんだんと落ち着き、
直視できるようになり、
二人の手を離し、
ヒロシの膝からおり、
最終的には一緒に声を出して読めるようになっていた。
ミカにとってヒロシの膝にすわりヒロシが後ろから回した手を握りしめるジュンには最強に萌えた。
一方ハルはジュンのあまりの握力の強さに手が痺れてしまった。
そしてヒロシはただ単に変てこで可愛いミカたん最高だなあとずっと考えていた。
「お前ら下履きじゃねーか!!」
竹刀を持った教師が指摘した。
「そういえばそうだったじぇ!」
ヒロシとジュンは靴を脱いで玄関に行きミカ達と一緒に帰った。
ミカとハルがわかれる交差点ににきた。
「私はこっちだからじゃあね」「奇遇だじぇ俺も俺も」
ミカの横にヒロシが並んだ。
「バイバイ」
「ハルちゃん、ジュン君バイバイ」
ハルとジュンは並んで歩き出す。
「…それで本当に犬嫌いが治るって言うの?」
「さあ」
真っ直ぐ見つめるハルにジュンは信号を気にしながら答えた。
二人の背は同じくらい。
けれど細身な分少しハルの方が高く見える。
とてもきれいな二人はとても目立つ。
二人に遠くから視線を送る人物がいた。
「さあってふたしかすぎる」
「不確かなことでも確かなことでも結局はやってみないと確定するもしないもないだろ」
ジュンは白い綺麗な歯を見せて笑った。
「そうだね」
はじめの頃フルフル震えていたジュンも
ハルとヒロシの手を握りしめることにより、
だんだんと落ち着き、
直視できるようになり、
二人の手を離し、
ヒロシの膝からおり、
最終的には一緒に声を出して読めるようになっていた。
ミカにとってヒロシの膝にすわりヒロシが後ろから回した手を握りしめるジュンには最強に萌えた。
一方ハルはジュンのあまりの握力の強さに手が痺れてしまった。
そしてヒロシはただ単に変てこで可愛いミカたん最高だなあとずっと考えていた。
「お前ら下履きじゃねーか!!」
竹刀を持った教師が指摘した。
「そういえばそうだったじぇ!」
ヒロシとジュンは靴を脱いで玄関に行きミカ達と一緒に帰った。
ミカとハルがわかれる交差点ににきた。
「私はこっちだからじゃあね」「奇遇だじぇ俺も俺も」
ミカの横にヒロシが並んだ。
「バイバイ」
「ハルちゃん、ジュン君バイバイ」
ハルとジュンは並んで歩き出す。
「…それで本当に犬嫌いが治るって言うの?」
「さあ」
真っ直ぐ見つめるハルにジュンは信号を気にしながら答えた。
二人の背は同じくらい。
けれど細身な分少しハルの方が高く見える。
とてもきれいな二人はとても目立つ。
二人に遠くから視線を送る人物がいた。
「さあってふたしかすぎる」
「不確かなことでも確かなことでも結局はやってみないと確定するもしないもないだろ」
ジュンは白い綺麗な歯を見せて笑った。
「そうだね」