「いやーん山口のやつ
こんな公衆の面前で
勇気ありありだじぇ」


「面白そうだな」


「おやおやジュン君珍しいじぇ」


「山口には前の校内球技大会でやられたからな」


「ムフフ」


二人は放課後


最初から最後まで


見届けることにした。













……
………




六限目が終わり、それぞれ帰る準備をしている。


「急げヒロシ」


「バッチリだじぇ」


ハルとミカは何か話している。

二人は図書室に急いだ。