学校とか適当で充分。


俺の親は小さいけど会社の社長。


大学まで適当に遊んで、


親の会社に就職。


俺の人生設計は完璧だ。



「ジュン!」


後ろから走っきたのはダチのヒロシ。


「おはよ」


「おはっ」


他愛もないおしゃべり。


こういう時間が何よりも大好きだ。


「聞いたじぇ~」


「何をだ~」


ヒロシはニヤニヤ笑いをやめた。


「お前はそんなに隠してるニュースが沢山あるのかよっ」


ため息をつく。


「モナミちゃんのことだよ!!」


俺もため息をついた。


「アレか…」