「いらっしゃい!どうぞ♪」

やたら機嫌がいい‥‥。
とにかく私は雪夜君の顔を見ずに
座った。


「ゆきやぁ〜ちゅしてぇ」

「‥‥人いるだろ」

「記念日だし‥みんないいよね?」

早百合が聞くと
当たり前に盛り上がった

私は見たくないんだ
これ以上何も見たくないんだ‥‥


「もちろん‥せつかもいいよね?」

「あ‥‥‥‥。」

「友達だし、祝ってくれるよね?」

友達‥突っ掛かる言葉だった。
私の気持ち早百合ならわかるはずなのに
‥‥‥‥‥これが早百合が思う友達?

「うん‥‥‥‥。」


「ゆきやぁ〜ちゆー♪」

雪夜君の顔が早百合に近づく

「やめて‥‥‥‥‥。」

思わず言葉にしてしまった