話続くのかなって
心配してたけど
田宮くんは口がうまい。
あまり笑わないあたしを
簡単にわらかせる。
綺麗に鍋をわける。
ほんまに男なんやろか?
てかここまできたら
なんか逆に怪しないか?
こんな完璧な人間
そないにおらんやろ‥
段々酔ってきたあたし‥
酔いすぎると人が変わったように甘えたキャラになる。
だから人前でお酒は
ぜーーーーったいに
飲み過ぎない。
素の自分見せるとか
意味がわからん。
だからカクテルだけにした。
つもりが‥
珍しくハメを外して
テンションが上がってしまい
ハイボールやら
焼酎にも‥
完全にやらかした。
初めての失態。
あたし「えへへー」
酔ってるあたし。
そしたら田宮くんから
衝撃な一言が。
田宮くん「他の男にそんな姿見せんな‥はぃ水飲み‥」
むむ‥
むむむむむ!?
なんか発言が
深~い感じじゃないっすか?
あたしは冷静な対応してたけど
心臓はバクバク。
なんでなんこのドキドキ。
止まってや!!!
なんてあたしこんなんなるんっ
ドキドキしてる自分を
認めません、あたしは。
あたし「そろそろ帰りたいな。」
田宮くん「せやな!」
あたし「そのまえにお手洗い行ってくるわ~」
お手洗いから戻ると
荷物も全部、
田宮くんが持ってくれてた。
店をでてあることに気付いた。
あたし「なあー!!お金払ってないやんっ!!!!!」
田宮くん「大丈夫!さぁ行こか。」
いやいや
払ってなかったじゃないですかー!
てかまず行くってどこに!?
あたしはこれ以上
遊ぶつもりはなかったから
帰ると言った。
田宮くん「はい、今日は帰らせない。」
あたし「むりむり。時間の問題とかいろんなんあるし!」