会う当日。
ファッションはいつも通り。
気合いいれてない。
やっぱりなんか
男とのご飯とか苦手やな。。。
重い気持ちも持ちつつ
待ち合わせ場所に向かった。
10分前には絶対待ち合わせに着くあたし。
まだ来てへんのかなぁ~?
一分でも遅刻したら
帰ったろって思ってた(笑)
辺りを見渡す。
あ。
もう来てるやん。
向こうもあたしに気付いた。
てか‥
なんかいつものスーツと
感じが違う‥
私服やから‥?
いや
なんてゆうん
オーラやばい。。。
普通に
かっこいい‥
着こなしも完璧やし。
小物使いも完璧やし。
アパレル働いてたとき
売り場コンクールでプロの人に
プレスとかの仕事に
スカウトされたこともあったあたしは
ファッションには厳しい。
でも‥
文句の付けどころがないぐらい
完璧なコーディネート。
男をかっこいいって思ったんは
ぶっちゃけ初めて。
ほんまに初めて。
あまりのオーラに
びっくりした。
田宮くん「もう着いてたんや。いいお店予約してるから行こかっ。寒くない?大丈夫?」
あたし「あっ、うん!大丈夫」
見とれてぼーっとしてたから
あんまり田宮くんの話も
聞けてなかった。
ちょっと歩いた距離に
お店があった。
あたし「ちょ‥ここって‥」
田宮くん「あ、うん!あいきちゃんはもつ鍋好きってゆーてたやろ?ここのもつ鍋最高にうまいで~!」
あたし「ありがとう」
ありがとうって自然にでた‥
もつ鍋が好きってのは
ほんまに一瞬話になっただけで
そんな覚えてるなんか
思ってへんかった。
そのあとの店に入るときも
お手洗い行くときも
完璧なほどエスコートしてくれる。
あたしはいつも
コンビニ弁当やら
飲み会も小さいとこでやってたから
雲の上なとこやったわけで。