どうやって逃れよう。
さすがのあたしでも
全然いい作戦が思い付かん。



んならそれを察したんか


男「大丈夫やて!!!変な薬とか入ってないから(笑)ほんまに!!のど乾いてると思って渡しただけやから!」



あたし「はぁ‥じゃ頂きます‥」


あたしは観念してジュースを飲んだ。



男「余計なお世話やろけどさ、あいきちゃん前、泣いてたやろ?」



‥‥


あたし「泣いてませんよ!」



あたしなんでこんなチャラいやつの
質問に答えてんねやろ(苦笑)


でも‥
なんてゆうんかな‥
答えな!って気になる
口調?声?の男やねんな‥



男「まじで?ならいいんやけど‥。でさ‥話あるねん‥。俺とさ‥付き合ってくれん?で、嫁になってくれんかな‥?」




はっ??




今なんておっしゃいました??




あたしはしばらく
言葉がでなかった。




男「いや、一目ボレしてな!信じてもらえんかもやけどさ‥」



いやいや
お兄さん、ここ現実世界でっせ?
昔よくあったハンカチ落としてからの
お付き合い‥みたいなんは
もうないよ(笑)

知らない人には付いていってはいけません!


な時代やから!

しかもまだ喋ったことも
そんなないのになにが好きやねん!



そして嫁って‥
飽きれる‥
さすがチャラ男!!!





てことで‥



あたし「すいません‥あたしそうゆうのいいですから‥他いってください!失礼しまーす。」



男「いや、ちゃうねん。ほんまに一目ボレしてん。初めて会った日にあいきちゃんが空見てる姿見て、今までと違う感情が沸いてきてな‥。今日バイト先で会ったときはまじで奇跡ちゃうんって‥。大袈裟やけどな。だから‥友達からでも連絡取ってもらえん?」




あたしは
チャラ男のしつこさに負けたのと
早く帰りたかったので
「はいはい」って答えてしまった‥



やっと離してくれて家に帰れた。