すごいっ! また声をあげそうになって慌てて口を閉じた。 それでも、まだ選手の前には敵がいた。 左右から一人ずつ邪魔しに駆け寄ってくる。 すると選手は、ポンと少し離れたところにポツンと一人で立っていた味方にパスを出した。 パスはうまくとおり、敵も慌ててそっちに走り出したけど、間に合いそうにない。 味方の選手はシュート体勢に入る。 シュート! しかし、残念ながら蹴ったボールはキーパーに弾かれた。 ところが!