父と目を合わせないようにテーブルにつき、黙々とご飯とおかずを口に運んだ。


一人で喋ってるおかあさんに適当に相槌を打ってるうちにお茶碗は空になった。


「……ごちそうさま。
お風呂入っちゃうね」


父と一緒にいるのが嫌で、さっさと浴室に逃げた。





自分の部屋に戻ると、ケータイがピカピカ光って不在着信を知らせていた。


見ると、オクからだった。


さっきのメールの返事の催促かな。

どうしよう。

断るにしても、オクを傷つけないようなうまい言い訳をしたいけど……

なんて言っていいかわかんないよ。