そんな言い合いの末に私は秀成学園を受験し、何とか合格をつかみとった。


合格を報告したときの、父の苦虫をつぶしたような顔、今でも忘れない。


絶対に優秀な成績で卒業して、大学にも行くんだ、

そう、私は心に誓った。


そして将来は、教師になる、と決めている。


勉強なんかしなくていいと言う父と、真っ向から対立する方向へ進みたかった――……





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ケータイのメール着信音で、私は現実に引き戻された。


ベッドから起き上がり、ケータイを見た。