マスターさんは昼間なのにカーテンを閉めている


私は不思議そうに見つめている


「レストラン"夜空"の名前の意味は夜に来店するとわかるってマスターが言ってたよね?その意味はね…」
幸宏さんが天井の電気を消す

薄暗い店内に浮かび上がったのは星空だった
壁から天井に星が散りばめられてる



「すごい!きれい……」


「このレストラン"夜空"はね、夜に来店するとあたり一面夜空になって、昼間とは違う姿を見せてくれるんだ。まるで夜空の星の中で食事をしてるような気分になるんだよ」


幸宏さんは嬉しそうに話してる
「俺が"夜空"に働き始めた理由はこの夜空に感動したからなんだ……夜空の正体は蛍光塗料なんだよ、良く見ると星座が描かれいるんだ~」


「……とても綺麗です」


幸宏さんが再び電気をつけた、昼間の"夜空"に姿を戻す


「これが"夜空"の名前の秘密だよ、今度は夜に来てみて♪」


「今日は素敵なものをありがとうございました。また、時間が出来たら来店しますね」


「ありがとうございました。またのご来店をお待ちしてます」

私はお勘定を済ませて店を出た


レストラン"夜空"か……素敵な場所だな…
それに、素敵な男性の幸宏さんに一目惚れしちゃったし/////
本当、運命ってかんじ~