その日は昼間だった……
幸宏さんがいつものように見舞いに来てくれた




「幸宏さん、いつもありがとうございます」


「志保ちゃん、だいぶ元気になって良かったね、今日は気分転換に外の空気でも吸いに行かない?」



窓から見える空は青空でポカポカ日和だった



「そうですね、体力も付きましたし外の空気を吸いに行きましょう」




2人で屋上に行った、誰もいない屋上に2人きり…



「久しぶりに、外の空気をすいました…私、青空も好き何です…」


「青空…も?」


「はい私青空も、夜空も大好き……」


ゾクッッ!!!!!



嘘……こんな時に症状が来るなんて……



「志保ちゃん?」


「ッイヤ!!私を追わないで……お願いだから止めて~!!」


「!!!!!今先生呼んで来るね……」


「来ないで、来ないで…………ハハハッ私は…空を飛べる…んだよ」

私は屋上の網をよじ登って行く




「!!!!!!っ危ない!?志保ちゃん」


幸宏さんはとっさに私の手を持ち引き寄せる




ドサッと私は倒れた



「幸宏…さん?」



私が目を開けると幸宏さんが私の下にいて、私の唇が幸宏さんと重なっていた