それから私は長い闘病生活に入った



ヒヨコさんとは、メールを続けた




昼には幸宏さん、夜には由香が毎日見舞いに来てくれた



マスターさんも時々、顔を出してくれた



食事を受け付けない体になってしまったせいなのか、最初は食事を食べては出していた


それでも、少しずつ食べるようにした





薬物依存症の症状がでて、感情が入れ替わったり、叫んだ時は由香が抱きしめてくれた


幸宏さんやマスターさんがいる時は鎮静剤を打たれ意識を落ち着かせた



由香は毎日私を抱きしめて、大丈夫と言ってくれた








ただ、発作だけは治らなかった







食事もだいぶとれるようになって体力も着き、歩く事も自由になったそんなある日の事





事件は突然起きた