由香がいなくなった後も、順のメイドとして従った








いつしか順は私に暴力を振るうようになった





私は1人で泣いていた

もう由香もここにはいない…慰めてくれない…
新しい働き始めた由香に迷惑もかけられない……




私は1人で耐え続けた
いつしかきっと終わるはず……





順の暴力は次第に酷くなり、体中アザだらけになった


いつからか順は自分の部屋に私を連れてメイド服に着替えさせ
唇を重ねる回数も増え、その内順とひとつになるようになった





嫌で嫌で仕方なかった
トイレに行っては吐き出してばかりいたので、食事が喉を通らなくなってしまっていた



ずっと1人で耐えてきたからなのか、次第に私は自然な笑顔で順に接するようになった



順の機嫌が悪い時は暴力を振るわれ
順の機嫌が良いときは体を重ね合わせた







私は身体的にも、精神的にもボロボロになって行った……




順にされるがままの状態だった……


ある日、順の命令でドラッグを飲んで体を重ね合わせる用になってから私はさらにおかしくなった






ドラッグの味を覚えてしまった私は、順に泣きすがってまでドラッグを欲しがった
ドラッグが切れると恐怖に襲われ、苦しくなる
順からドラッグを貰えば苦しさから解放され気持ち良い気分になった





ドラッグの後遺症か、私は突然感情が入れ替わったりするようになっていた

ドラッグをくれる順なしでは、私は生きていけなくなってしまっていた








私はもうボロボロの廃止になってしまっていた





そんなある日の事だった
私と順が企画したものが他社に先取りされてしまった




情報を2人のどちらかが漏らしたとして、調べられた




もちろん、私はやってない……順がやった事だった…


けれど、証拠が全部私の所から出てきたのだった
順にはめられたのだ……



私は情報を流した会社の裏切り者として、会社を退職させられた