そして・・・・・。

そんな幸せの中、
迎えた 自分の誕生日。

いつも通りに
学校に行くと、
やっぱり 美香の姿はない。

彼氏と今日まで旅行だと
ラブラブメールが
昨日送られてきたばかりだ。

学校帰り、

誕生日だし、
ケーキでも買おうかな・・・

なんて考えたけど

輝樹の朝の様子だと
完全に忘れてる様子だったから
いつも通りにしといた方がいいと思い 買うのをやめた。

何か、自分の誕生日を
アピールしてるみたいだし・・・

そりゃ・・・正直
少し、寂しい気もするけど
そんな誕生日にこだわるような年でもないし・・・




アパートに ようやく帰り着き
鍵を開けると

急に部屋から飛び出してきた人達に
驚きすぎて体が飛び跳ねた。

「え?え?美香??」

状況が飲み込めない私を
みんなで笑いながら

「早く入って!」

と美香に背中を押され
部屋の中へ入る。