ママは残念そう…。


あたしは理想高くない!!


そう言おうとしてやめた。


斗哉は気をつかってくれてわざと言ってくれたんだ。


斗哉はあたしの男嫌いの理由を知っている数少ない人物の1人。


ママは知らないんだ…。


「まぁゆっくり探せばいいゎ♪」


ママはニッコリ笑ってキッチンに入って行った。


「斗哉、さっきはありがと」


「べつに~」


ホント、素直じゃない。





「いってきまーす」