「こちらが、魔王様の部屋となっております」
死神がそう言って指差したとこには、『魔王の部屋』と書いてある看板がたっていた。
…………馬鹿?
そんなことを思いながら、部屋へと入った。
「………よく来たな、勇者どもよ。…我を裏切るとは、覚悟が出来ているんだろうな、アリス」
アリス…?
後ろを向くと、門番をやっていたアリスの姿があった。
「魔王様。私は、死神です」
アリスが意味不明な言葉を呟くと、魔王は少し笑って
「知っておる」
と言った。
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