そのシェルの一族の長は
「どうかしたか?」
と村人に訪ねました
村人は
「どこもかしこも大洪水で流されてしまった」
と泣きながら話しました
その話にシェルの長は
「可哀そうに…
村人…これを使いなさい」
シェルの長は村人に藍色の石を渡しました
「…これは?」
「これは我が一族に伝わる秘宝だ
これを使えばこの大洪水の被害が元に戻るはずだ」
「そんなこと…」
「心配はいらぬ」
長は呪文を唱えると
藍色の石が光始め、宝石のような輝きをまとった
そして
藍色の石は動きだして地面の中へと入っていった
地面に入って数秒後
地面は光り出した
光り方はまるで波のようだった
そして
今度は洪水で倒された木の幹が光だした
木の周りに光の粒子が集まって
徐々に木の形になって洪水が起こる状態の木に戻った
木だけではなかった
家、畑、地形までもが全て元に戻りました
この状況に村人達驚きをかかせませんでした
「…神だ…神様が来てくださったぞー!!」
ある村人が叫びました
「…そうだ神様だ!!」
その言葉に賛同する村人
「神様!」「神様!!」
「ありがとうございます!!」
長にお礼を言う村人
「…いえ無事でなによりだ」
そして
長はまた呪文を唱えると地面から藍色の石が出てきました
出てきたら今まで光っていた地面は
元の地面に戻りました
「次からは洪水対策を考えておくべきですよ…
それでは我々はこれで…」
そう言ったとたん
シェルの一族全員一瞬にしていなくなりました
「…ありがとうございます!神様!」
「ありがとうございます!」
「ありがとうございます!」
村人達はさっきまでシェルの一族達がいた場所で何度も何度もお礼を言いました
村人達はもしかしたらまた大洪水が起こるかもしれないと対策をし始めた
そして
その村はその失敗を反省し
二度とこのような事態を起こさないと決めたのです
その村はいつまでも幸せな暮らしをし続けました
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「その村はいつのまにか大きな国なって国民皆はいつまでも幸せでした
…おしまい」
「えー!まだ続き残ってる~!!」
「だ~め!もう寝る時間です!」
「ぶ~」
「はい!おやすみなさい」
「…おやすみなさ~い」
⋯⋯⋯
第1章
~出あい~
ザクッザクッ
森の中を2人の男が歩いている
「はぁ~暇だな~ なぁ!ダイアン!」
「タフトうるさい…ちょっとは静かにしろ!」
タフトとダイアンと言う者は
このサフィニア王国の兵士だ
今日は
薬剤師から薬草をとってきてと言われ森に居た
「暇じゃねーだろ…薬草でも取って来い」
「だってどれが薬草か雑草かわからないもん」
「もんとか使うな…気持ち悪い…」
「えぇ~」
ザクッザクッ
下の草を見ながら歩きまわる2人
歩き周っていたら森の奥に来てしまった
そこには大きい湖があった
「おっ!こんなところに湖があるじゃん!
ここで休憩しようよ!」
「…はぁ~じゃあそこでちょっと休憩にしようか」
「おぉ~!!結構広いじゃん!」
タフトは手を頭にかがして湖を見渡した
ダイアンは湖の近くにあった木の幹に座った
「タフト!5分だけだからな!」
「わかってる~!ちょっと湖の周りを周ってくる!」
そう言って
タフトは湖の周りを走って行った
サクッサクッ
「結構この湖、深そうだな~
魚もいそう…今度、非番の時釣りにでも来ようかな」
歩きながら湖を見ていると
数メートル前に少女が倒れていた
「ん?…あれって人!?しかも女の子!?」
タフトは走って行った
そして倒れている少女の近くに行き、その体を揺さぶった
「おい!お嬢さん!大丈夫か!?」
いくら揺さぶっても反応がなかったので
タフトは少女の首に手をあて脈をはかった
「ふ~よかった生きてる…でもどうしてここに?
まぁいいか…それよりこのお嬢さんをいったんダイアンのところへ連れていこう」
タフトは少女を背中に背負って
ダイアンの元へ行った
「ダイアン!」
「どうした?やけに早い…どうしたんだ!?」
タフトが湖を周っている間、ダイアンは剣の調子を見ていた
後ろから声がして思ってたより帰って来るのが早いなぁと思って
振り返って見ればタフトが少女を背負ってたからびっくりした
「はぁはぁ…」
走ってきたから少し息が切れていた
「…どうしたんだ?この女の子?」
ダイアンはタフトが背負っている少女を下ろしながら聞いた
「湖の周りを周っていたらこのお嬢さんが倒れていたんだよ」
「この傷…ひどいな」
地面の上に少女を置いて足から、血がにじみ出ていたからダイアンは少女の履いていたズボンを太ももの所から下を破いた
ダイアンはポケットに入っていたハンカチを取り出し、口で破り、傷口に巻いた
「応急処置は一応したがあんまり意味がないと思う」
「どうしよう!?」
「いったん帰るぞ、この少女を城に連れて帰る」
「…うっうん!早く帰ろう!」
ダイアンは少女をだっこし、連れて帰り
タフトは薬草を入れるカゴとか、荷物を持って帰った
この少女に関ったことにより
これから大変なことになろうとは…
知らずに…