「あ、ありがとうございます...」



男の人にお礼を言う。



「いえ、とんでもない。それより、大丈夫でした?」


「あ、はい。本当に、ありがとうございます。」



ホント、偶然通りかかっただけなのに、助けてもらえるなんて...

しかも、すっごくかっこいいし。



「あの...コンビニありますし、ジュース買います。」


「いや、そこまでしてもらわなくてもいいですよ。」


「でも、本当にうれしかったんです!私の気持ちです。」



男の人が、困ったような顔をしている。

さすがに言い過ぎたかな...



「ありがとうございます。それじゃあ行きましょう。」


「はい。」


私たちは、コンビニに入った。